ファースト・プレスの底力!




 アナログレコードにはCDでは味わうことの出来ない物がある。CD等のデジタル音源の場合は音情報としてビットという単位で音は記録されている。従って音楽も単なる2進数である無機質なデータとして扱われるのである。デジタルで録音された音情報は複写も簡単で同じものが自由に作成可能になりネットからのダウンロードも容易となる。 しかし、音をデジタルにするためには大事な音(人の耳には聴こえない音と言われている周波数は一番低い音で20Hz、一番高い音でだいたい22KHzと言われています)を犠牲にしたのである。かなり無謀な仕様と言わざるを得ませんね!音には波の特性である「波の干渉」によって得られる音の効果があるのです。これが、アナログとデジタルの大きな違いとなっているのです。
 更にアナログレコードの場合には製造上、避けては通れないものがある。カッティングマシンによって作られたラッカー盤から幾つかの工程を経てスタンパー盤が作られる。(レコードの製作工程を参照) レコードはこのスタンパーを使ってプレスされる。プレスには大きな力が加わるために、徐々にスタンパーの溝は傷んでいく。ある程度プレスするとスタンパーは新しい物へと交換されていく。 この様にプレス枚数が増えるに従って、プレスの状態は初期のものとは音質的に変化していく。この最初に作られたラッカー盤から作られたレコード盤を特にファーストプレス(オリジナル盤)と呼んでいる。通常、最初のラッカー盤の制作にはアーティストが立ち会って音質チェックが行われる。従って、アーティストが直接、音作りに参加しているのはファースト・プレスだけと言える。セカンド・プレス以降はカッティング・エンジニアの腕の見せ所と なるが、全てが同じものとはならないのがレコード製作である。なお、ラッカー盤を作るためにはマスターテープ(現在はCDやDVD等のデジタル音源で持ち込まれることが多い)が必要であるが、当然、マスターテープはコピーされて日本に輸入される。中にはスタンパーで来る場合もあるようで、その場合は極めて原音に近いと言える。最悪な場合はマスターテープが何度かコピーされたケース(子→孫→ひ孫のテープ)では、音質的なものは期待出来なくなっている。 多くはマスターテープをコピーしたもの(子テープ)が使われるので、ほぼ原音と考えて差し支え無い。このような状況から各国盤の音の違いや左右の逆転現象、速度の違い等が発生する。国内で最初にプレスされたビートルズは明らかに曲順違い、音質違いから、孫・ひ孫のテープを使い、更にミックスダウン時に手を加えた形跡がある。これでは、正しい音は伝えられてはいない。このように、最初に作られたマスターテープかそれに近いテープで作られたもの (特にファーストプレスと言われているもの)が音的に優れているのである。これが、ファーストプレスがファーストプレスと言われるゆえんである。皆さんもファーストプレス(オリジナル盤)で楽しんでください!!

アナログレコードファン・ファーストプレスの底力!

The Beatles (Please Please Me)




The Beatles (Please Please Me)の英国でのファーストプレス。ご存知、ゴールドパーロフォンである。盤質が厚く溝が通常よりも深くカッティングされていて、針を下ろした瞬間から別の次元へと導かれていく。ポールのカウントから始まる「I Saw Her Standing There」から音圧の高さが感じられる。 鳥肌の立つ瞬間である。全てに於いてライブ感が感じられる。ジョン、ポール、ジョージ、リンゴがそこにいるようだ! 素晴らしいの一言!。

アナログレコードファン・ファーストプレスの底力!

The Beatles (With The Beatles)




The Beatles (With The Beatles)の英国でのファーストプレス。ご存知、With The Beatles! 特に「Money」のクレジットが「Jobete」が最初期! 音圧の高いラウド盤で爆音炸裂! 前作同様のコンセプトでライブ感にあふれている。オール・マイ・ラヴィングは最高の一曲! 素晴らしいの一言!

アナログレコードファン・ファーストプレスの底力!

The Beatles (Rubber Soul)




The Beatles (Rubber Soul)の英国でのファーストプレス。ご存知、音圧の関係で回収騒ぎとなった盤である。ビートルズがアイドルからアーティストとなった1枚であり歴史を変えたレコードと言っても過言ではない。 この盤で聴くラバーソウルはビートルズが新たな世界観を持ったことを実感できる、素晴らしいレコード!

アナログレコードファン・ファーストプレスの底力!

The Beatles (Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band)




The Beatles (Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band)の英国でのファーストプレス。ポップス音楽の最高峰と位置付けられるレコード。オープニングから「A Day In The Life」の最後の一音に至るまで無駄な音がない。 このレコードではStereoとMonoが大きな意味を持つ。前者は最後までビートルズが関係しているが、後者は関係していない。 偉大なるレコード!

アナログレコードファン・ファーストプレスの底力!

The Beatles (The beatles)




The Beatles (The beatles)の英国でのファーストプレス。このレコードを聴いた感想はズバリ「自分は一体、今まで何を聴いていたのだろう!」であった。全編にいたる音の解像度、セパレート感、迫力ある爆音、全てに於いて完璧だった。 他では聴いたことも無い音であった。 偉大なるレコード!

アナログレコードファン・ファーストプレスの底力!

The Beatles (Abbey Road)




The Beatles (Abbey Road)の英国でのファーストプレス。ジャケットはリンゴが左よりの通称「レフトアップル」。ビートルズの最後のアルバムであり、ビートルズの集大成とも言える力作。既に解散が決定的となったグループとは 思えない出来栄え。B面のメドレーは最高傑作とも言える!やはりUKファーストプレスは最高の音を聴かせてくれる。 偉大なるレコード!

アナログレコードファン・ファーストプレスの底力!

レッド・ツェッペリン登場




レッド・ツェッペリン(レッド・ツェッペリン登場)の国内ファーストプレス。ワーナーパイオニア (Atlantic)盤に比べて、やや高音が抑え気味。ドラム、ギターのリアル感を強く感じる。「レッド・ツェッペリンⅡ」程の爆音ではないが、 まだ、ハードロックが出始めた頃だったことを考えると見事な音と言える!! 歴史を変えた偉大なるレコード!

アナログレコードファン・ファーストプレスの底力!

レッド・ツェッペリンII




レッド・ツェッペリンIIの国内ファーストプレス。従来はワーナーパイオニア (Atlantic)盤を聴いていたが、この盤の爆音には驚いた。低音がやや下に定位しているようで、より安定した音になっている。 ドラム・ベースギターの音が床を伝わるように聴こえ、ギターが縦横無尽に走り抜ける。ドラムは中央で正確にリズムを刻む。これが、レッド・ツェッペリンの底力だったのか! 凄い!

アナログレコードファン・ファーストプレスの底力!

レッド・ツェッペリンIII




レッド・ツェッペリンIIIの国内ファーストプレス。前作同様にワーナーパイオニア (Atlantic)盤を聴いていたが、この盤も低音がやや下に定位している。前作程の爆音ではないが、ドラム・ベースの音が良い。 特に「移民の歌」のドラムの音が心地よい!  偉大なるレコード!

アナログレコードファン・ファーストプレスの底力!

レッド・ツェッペリンIV




レッド・ツェッペリンIVの国内ファーストプレス。この盤はワーナーパイオニア (Atlantic)盤が初版となっている。セカンド・プレス(P-10125A)に比べて、高音が抑えられワイド感がある。 前半のギターは音が太く、安定感がある。全体的に音圧がやや高いものと思われる。「天国への階段」を聴いていると、その存在感に引き込まれていく。素晴らしいレコードである!

アナログレコードファン・ファーストプレスの底力!

Crosby, Stills, Nash & Young(Deja Vu)




Crosby, Stills, Nash & Young(Deja Vu)の国内ファーストプレス。ワーナーパイオニア (Atlantic)盤に比べて、楽器の音が太く鮮明である。ヴォーカルもメリハリが効いている。定位がやや下がった感じで、ワイド感がある。 Crosby, Stills, Nash & Youngとしては唯一のスタジオ録音盤であり、アメリカン・ロックの大名盤と言える。 偉大なるレコード!

アナログレコードファン・ファーストプレスの底力!

The Young Rascals(Groovin')




The Young Rascals(Groovin')の国内ファーストプレス。Groovin'については、セカンドプレス以降の盤を持っていないので、比較することはできないが、この盤で聴いてみると音はやや太く、ヴォーカルが安定している。 高音部はやや抑え気味であると思う。全体的にバランスのとれた作りとなっている。 偉大なるレコード!

アナログレコードファン・ファーストプレスの底力!

Jefferson Airplane(Surrealistic Pillow)




Jefferson Airplane(Surrealistic Pillow)の米国ファーストプレス(Mono)。シュールリアリスティック・ピローは1967年に発売された名盤。サンフランシスコのサイケデリック文化を代表する1枚。この盤はボーカル、楽器(特にドラム・ギター)等が 鮮明である。全体的に纏まりのある作りとなっている。 素晴らしいレコード!

アナログレコードファン・ファーストプレスの底力!
アナログレコードファン・ファーストプレスの底力!
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